はじめに
こんにちは。からあげです。
自宅にいるときでもキャンプ気分を味わいたい。そう思った私は無性にランタンが欲しくなった。大規模災害などの非常時にも役立つし。
燃料は経済的で保管が楽な灯油で決まり。できれば本体と替芯が安いランタンの方がいい。有名メーカーの高価なランタンはいらない。
などとあれこれ検討を重ねた結果、 ヴァストランド(VASTLAND)に決めた。ヴァストランドはいまだ知名度は低いが、お手頃価格で必要十分なキャンプ用品を製造販売している新興メーカーだ。今後人気が出てくることはまず間違いなし。
本体と一緒に替え芯も注文した。
ランタン本体のほか、替芯と取り扱い説明書が付属する。
携帯性を優先し一番小さいSサイズ。大きさによって燃焼時間の違いがあるものの、明るさについては不明。おそらく芯の太い方が多少は明るいかと。
色は落ち着きのあるシルバー。一番人気のブロンズは割高で不自然な色が気に入らなかった。(実は銅メッキが施されている。)使い込んで味が出てくるとシルバーが最高に違いない。
ただ残念なことにタンとシルバーは在庫限りの販売をもって終了とのこと。在庫があるうちに購入しておいた方がいい。私はタンのSサイズを予備として一つ購入しておいた。
外観
ランタンを持つと軽さに驚く。手持ちの秤で計測してみると220g。
本体の素材は鉄製で塗装が施されている。鉄板は薄く缶詰くらいの厚みとなっている。
シルバーSサイズは1,280円(税込み)という低価格なのに作りが非常にしっかりしている。さすがに高級感はないが、細部も丁寧に仕上げられている。
ホヤの取り外し
ホヤはガラス製。VASTLANDのロゴが見える。
交換用のホヤは各種サイズ1,000円(税込み)で販売されている。
ホヤの取り外しは簡単。吊り下げハンドルを掴み、フードを持ち上げると軽く外れる。
詳しくは取り扱い説明書で確認して欲しい。
替芯について
ホヤを取り外して替芯を交換する。パッキンは付いているものの、燃料タンクに密閉性はないのでランタンを倒すと燃料が漏れる。
つまみを回して芯の出し入れして明るさを調節する。
芯を出しすぎると炎が大きくなり過ぎ危険で、なおかつ煤が多く出るので加減して使用したい。注意点は使っているうちに分かるようになる。
オイルランタン用の替芯
S,M,Lサイズによって幅の違いはあるが、長さ4.5mはどれも同じ。Sサイズの幅は約8.5mm。自分で切って使用する。
価格はすべて680円(税込み)と嬉しいお手頃価格。本体の安さに加え、替え芯の安さがヴァストランドのランタンを選ぶ決め手となった。
燃料タンクと給油口
燃料タンクの容量はSサイズで約110ml。(引火や燃料漏れを考慮して記載。実際の約4分の3)
給油口のキャップを開けるとゴムパッキンが付いているので注意したい。
パッキンを外したところ。
ゴムパッキン付きなので給油口からの漏れはなし。しかし燃料タンクには密閉性がないので、ランタンを横に倒すと芯の周りから燃料が漏れる。注意して欲しい。
替えパッキンは販売されていないが、水栓のものが合うらしい。今後、替えることがあったら記載したい。合うものがなければ、自分で作ってもいい。
パッキンの大きさ 外径 約18mm 内径 約13mm 厚さ 約1.5mm
持ち運ぶときや長期間使用しないときはタンク内の燃料を抜いておく。シーズン終了時はタンク内の清掃をしておけば、ひどく錆びる心配はなし。
100円ショップで販売されている石油ストーブ用のスポイトが使いやすい。
点火
点火方法
燃料(白灯油かパラフィンオイル)を入れてつまみを回して芯を出ししばらく待つ。(新品時は染み込んで吸い上げるまでに少し時間が掛かる)、レバーを下げてホヤを上げ、ライター・マッチなどで点火する。
レバーを上げてホヤを下げ、つまみを回して炎の調節(高さは1~1.5cm 各種サイズ共通)を行う。
炎のようす
LEDランプにはない温かみがある。
おわりに
はじめは軽い気持ちで使ってみたが、思いのほか炎に癒やされて心地よかった。気が付いてみれば毎日使っている。
ただオイルランタンの屋内での使用は有毒ガスが出て危険なので、絶対に屋外で使用して欲しい。パラフィンオイルは煤が出にくく臭いも少ないようだが、使ったことがないので分からない。
普段、雨の当たらない軒下に吊り下げて窓越しに眺めている。長時間眺めても全然飽きが来ないばかりか、見えれば見るほど癒やしの炎のめり込んでしまっている。
夜炎を眺めながら眠りに就き、夜中目覚めるとほのかに明るい。夜が来るのが待ち遠しい。笑
もうオイルランタンを手放せない。
私は自転車生活車でキャンプに行くにも自転車なので自宅以外で使うことはないとは思う。燃料の出し入れやホヤが割れないようにケースに入れるとなると手間が掛かる。これからも自宅専用として手軽に楽しく使用したい。
やっぱり人間は炎を求めている!